<ニュース1週間>朝青龍が暴行問題で引退/小沢氏不起訴、石川議員ら3人は起訴(毎日新聞)

 今週(1月30日〜2月5日)のニュースをまとめた。

【写真特集】横綱朝青龍 激浪の土俵

 ◇朝青龍関が暴行問題で引退

 横綱・朝青龍(29)=本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が4日、現役引退することを表明した。朝青龍は「いろいろあったが、引退した。今は晴れ晴れしている」と語った。朝青龍は大相撲初場所(東京・両国国技館)開催中の1月16日未明、東京都内で酒に酔って飲食店で働く知人男性とトラブルを起こしたとされる。99年初場所で初土俵を踏み、03年初場所後に所要25場所の最速記録でモンゴル出身で初の横綱に昇進した。05年九州場所では史上初の7連覇と年6場所制覇を達成した。幕内優勝は大鵬、千代の富士に次ぐ歴代3位の25回。

 ◇陸山会事件、小沢氏不起訴、石川議員ら3人は起訴

 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、東京地検特捜部は4日、当時の事務担当者で同党衆院議員、石川知裕容疑者(36)ら3人を政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴した。同法違反容疑で告発された小沢氏については同日、容疑不十分で不起訴とした。ほかに起訴されたのは、当時の会計責任者で公設第1秘書、大久保隆規(48)と石川議員の後任の事務担当者で元私設秘書、池田光智(32)の両被告。小沢幹事長は4日、不起訴処分となったことを受け、幹事長を続ける意向を表明した。

 ◇首都圏連続不審死、35歳女を殺人容疑で再逮捕

 首都圏で男性の不審死が相次いだ事件で、埼玉県警は1日朝、昨年8月に交際中だった東京都千代田区の会社員、大出嘉之さん(当時41歳)を練炭自殺に見せかけて殺害したとして、大出さんに対する結婚詐欺容疑で逮捕していた住所不定、無職、木嶋佳苗容疑者(35)を殺人容疑で再逮捕した。昨年5月、木嶋容疑者がヘルパーとして出入りしていた千葉県野田市の安藤建三さん(当時80歳)が自宅で焼死しており、千葉県警も関連を捜査している。

 ◇6月から37路線で高速無料化実験

 国土交通省は2日、10年度に実施する高速道路無料化の社会実験について、地方の2車線区間を中心に37路線50区間を対象とすると発表した。合計距離は1626キロで、首都高速と阪神高速を除く全路線の約18%にあたる。実験は6月をめどに開始するが、地方を中心としたことで、流通コストの引き下げ、渋滞解消など、当初期待された実験の効果は限定的になりそうだ。対象区間は、現在の「休日上限1000円」による渋滞発生状況や、他の交通機関への影響などを考慮して選んだ。渋滞の悪化を避けるため、首都高速、阪神高速、東名高速、名神高速などは除いた。フェリーと競合する本州四国連絡高速と東京湾アクアラインも対象外となった。

 ◇日本相撲協会理事に貴乃花親方が当選

 任期(2年)満了に伴う日本相撲協会の理事選挙(改選数10)は1日午後、東京・両国国技館で投開票された。角界の常識を破り、二所ノ関一門を離脱して「無所属」の形で立候補した貴乃花親方(37)=元横綱=が初当選した。評議員(親方、立行司、力士代表)111人が投票し、貴乃花親方の得票は10票だった。貴乃花親方は1968年に現行の役員制度になってから5番目に若い理事となった。立浪一門に所属する大島親方(62)=元大関・旭国=は落選した。理事選挙には、武蔵川理事長(61)=元横綱・三重ノ海=ら現職8人と、貴乃花親方ら新人3人の計11人が立候補。02年以来4期8年ぶりに評議員による投票に持ち込まれた。

 ◇山田洋次監督に「ベルリン」特別功労賞

 2月11日に開幕する第60回ベルリン国際映画祭で、山田洋次監督が特別功労賞「ベルリナーレ・カメラ」を受賞することになった。新作「おとうと」の公開初日の30日、山田監督が東京都内の映画館で舞台あいさつした際に明らかにした。松竹によると、映画界に貢献した個人や団体に贈られる賞で、日本では市川崑監督(00年)や熊井啓監督(01年)が受賞している。山田監督は「市川監督の映画『おとうと』(1960年)がヒントになって作った作品。同じ賞を頂けるのは光栄です」と喜びを語った。

 ◇ジャコメッティ「歩く男」 「史上最高」95億円で落札

 競売会社サザビーズによると、スイスの彫刻家ジャコメッティ(1901〜66年)の作品「歩く男」が3日、ロンドンで競売にかけられ、オークションで売られた美術品としては史上最高額となる約6500万ポンド(約95億円)で落札された。落札額はドル計算では約1億433万ドルとなることから、04年5月にニューヨークのサザビーズで当時の史上最高額約1億410万ドルで落札されたピカソの絵画「パイプを持つ少年」を超えるという。「歩く男」は高さ約183センチのブロンズ製で、61年の作品。

 ◇ジョン・レノン・ミュージアム閉館へ

 元ビートルズのジョン・レノンの遺品を展示している「ジョン・レノン・ミュージアム」(さいたま市中央区)が9月30日で閉館する。運営する「ミュージアム・タイセイ」(さいたま市)の親会社・大成建設(東京都)が4日発表した。妻のオノ・ヨーコさんと結んでいる10年間のライセンス契約が満了するのに伴う決定という。ミュージアムはレノンの生誕60周年の00年10月9日、埼玉県が所有する大型多目的施設「さいたまスーパーアリーナ」内にオープン。オノさんが公認した唯一の博物館で、愛用のギターや子供時代の写真など、オノさん秘蔵の遺品約130点と映像などで40年の生涯を紹介している。

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「時効廃止」案取りまとめ 法制審部会、月内にも総会で議論(産経新聞)

 公訴時効制度の見直しを検討している法制審議会(法相の諮問機関)の刑事法部会が8日、開かれ、人を死亡させた罪のうち、最高刑が死刑の罪を時効制度の対象から外し、現在時効が進んでいる事件にも適用するなどとした法改正の要綱骨子案を部会の賛成多数で取りまとめた。今後、月内にも開かれる法制審総会で議論を経て、千葉景子法相に答申され、刑事訴訟法改正案が今国会に提出される見通し。

 取りまとめられた骨子案では、最高刑が死刑に当たる罪(殺人、強盗殺人など)に関しては時効を廃止し、それ以外の人を死亡させた犯罪は時効期間をおおむね現行の2倍に延長するとした。

 たとえば「無期の懲役・禁固」に当たる強姦(ごうかん)致死、強制わいせつ致死などは現行の15年が30年に▽「有期刑の上限である20年の懲役・禁固」に当たる傷害致死、危険運転致死は10年が20年に▽「その他の懲役・禁固」に当たる自動車運転過失致死、業務上過失致死などは5年が10年に、それぞれ延長するとした。

 また、これらの廃止・延長規定については、時効が進行中の事件にも適用されるとした。たとえば、東京都八王子市のスーパーで平成7年、女子高生ら3人が殺害された事件の時効は今年7月に迫っているが、今回の案では時効は廃止されることになる。ただ、すでに時効が成立した事件は対象外となる。

 部会の決定を受けて、全国犯罪被害者の会「あすの会」の岡村勲代表幹事は「時効の廃止延長と、これが過去に起きた犯罪にもさかのぼって適用されることは、犯罪被害者の悲願。一日も早い法整備を期待する。また死亡させた罪だけではなく、重い障害を伴う犯罪についても対象とするように、検討を願いたい」とのコメントを発表した。

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